ネットに落ちてた怖い話
第61章 薪が怖い理由
6歳の俺が語った事で全て思い出しました。事の顛末を書きます。
俺の実家は栃木の田舎なんです。
家は日本昔話に出てくるような純和風の家で、家もでかけりゃ土地も広い。
俺がまだ幼かったころ、俺は母さんの手伝いをよくしてました。
風呂はガスだったけど、うちのじいちゃんが「ご飯は薪で炊け」ということで、ご飯はいつもかまどで炊いていたんです。
俺が幼稚園から帰ってきて夕方になると、母さんが「○ちゃん、薪おねがいね」と言って駕籠を渡してくる。
俺は駕籠を受け取って、母屋から50mくらい離れた薪小屋に走って、その日のお気に入りを10本くらい選んで駕籠に入れる。
そしてまた母屋まで走って、母さんに「はいっ」って渡す。
母さんが薪をかまどに入れて新聞で火を付けて、薪がぷすぷす燃えてくると、ご飯が炊き上がるまでの間、俺をおんぶして唄を歌いながらゆっくり家を一周してくれた。
俺はそのおんぶが楽しみで、母さんの背中が心地よくて大好きでした。
夕飯になると家族が全員揃う。
俺はそこで「きょうもね、ぼくが薪をえらんで運んだんだよ!」と自慢げに話す。
じいちゃんもばあちゃんも父さんも「○ちゃん偉いね。だからこんなにご飯がおいしいのね」って褒めてくれて。
それが嬉しかった。
俺の実家は栃木の田舎なんです。
家は日本昔話に出てくるような純和風の家で、家もでかけりゃ土地も広い。
俺がまだ幼かったころ、俺は母さんの手伝いをよくしてました。
風呂はガスだったけど、うちのじいちゃんが「ご飯は薪で炊け」ということで、ご飯はいつもかまどで炊いていたんです。
俺が幼稚園から帰ってきて夕方になると、母さんが「○ちゃん、薪おねがいね」と言って駕籠を渡してくる。
俺は駕籠を受け取って、母屋から50mくらい離れた薪小屋に走って、その日のお気に入りを10本くらい選んで駕籠に入れる。
そしてまた母屋まで走って、母さんに「はいっ」って渡す。
母さんが薪をかまどに入れて新聞で火を付けて、薪がぷすぷす燃えてくると、ご飯が炊き上がるまでの間、俺をおんぶして唄を歌いながらゆっくり家を一周してくれた。
俺はそのおんぶが楽しみで、母さんの背中が心地よくて大好きでした。
夕飯になると家族が全員揃う。
俺はそこで「きょうもね、ぼくが薪をえらんで運んだんだよ!」と自慢げに話す。
じいちゃんもばあちゃんも父さんも「○ちゃん偉いね。だからこんなにご飯がおいしいのね」って褒めてくれて。
それが嬉しかった。