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ネットに落ちてた怖い話

第14章 リアル4

くどいけど…訳が解らなかった。
起きてることを認められなかった。

此処は寺なのに、目の前にはS先生がいるのに…何でなんで何で…。


一週間前に、見たまんまだった。

アイツの顔が目の前にあった。
梟のように小刻みに顔を動かしながら俺を不思議そうに覗き込んでいた。


「ドォシッテ? ドォシッテ? ドォシッテ? ドォシッテ?」



鸚鵡のような声でずっと質問され続けた。
きっと…林も同じようにこの声を聞いていたんだろう。
俺と同じ言葉を囁かれていたのかは解らないが…。

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