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ネットに落ちてた怖い話

第20章 地下のまる穴1

すると、遠くのほうから足音が聞こえてきたんです。
ザッザッザッという複数の足音が遠くから聞こえてきました。
私もBも、一瞬で緊張しました。

私たちは小声で「ヤバイ…人がきた。マズイで…」と囁きあいました。
場が張りつめた雰囲気に変わりました。
足音は遠くからでしたが、どの方角からの足音か分からなかったですし、いま外に出ても私たちは施設内の方向や構造が分からないので、見つかってしまう可能性がありました。

Bが「ヤバイ…近づいて来とるで…どうする?」とかなり慌てた感じで言っていました。
私も内心は心臓がバクバクしながら「コッチに来るとは限らんし、来そうなら隠れよう」と言いました。
しかし確実に足音は私たちのいるトイレに近づいてきていました。

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