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ネットに落ちてた怖い話

第32章 色街

終電の時間が過ぎ人通りも少なくなった(それでも結構な人数が歩いていたが)。
そこで、そろそろ行きますかということになった。

友人の一人が私に
「どの子にするか決めた?」と聞いたので、

「コインパーキングの横の店にいた白いキャミの子にするわ」
と答えた。

もう一人の友人は
「そんな子いたっけ?」と言った。

「俺、ロシア」
「俺はコの字の所にいたあやや似の子」
「それじゃあ皆、健闘を祈る。地雷を踏んでも泣かない。終わったら川の向こうのミニストップで待ち合わせな!」

そう言うと我々はそれぞれ思い思いの女のいる店に向かって分かれた。

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