テキストサイズ

ネットに落ちてた怖い話

第33章 ばりばり

髪の毛が邪魔で何をしているかは分からなかったが、そいつが何やら頭を上下に動かすたびにまたあの「ばり、ばり」という音が響いた。

私は自分でも驚いたが、信じられないほどの勇気をもってさらに身をのりだした。

そこで私は見た。


少女が、人間の生首を頭蓋骨からばりばりと食ってるのを・・・


私は絶叫した!
もうなりふりかまっていられない! 殺される!

ドアを蹴破って個室を飛び出した。
足がもつれて男性用便器に激突したがそれどころじゃない!

振り向けば一番奥の個室が薄く開きはじめていた。

「やばいやばいやばいやばいやばい!!!」

全力疾走。
トイレを出て階段を目指す。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ