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ネットに落ちてた怖い話

第33章 ばりばり

母校だけあって校内の地理は完璧だった。

自分がいるのは地上三階。
3段、4段飛ばして階段を駆け下りる。
すぐに一階にたどり着いた。

そこで私は異様な光景を見た。
下駄箱には片足の無い少年や、和服姿の女の子、そのほかにも妖怪のような気持ちの悪いやつらがうようよしていた。
でもそいつらは私を珍しがっていたようだが敵意は無さそうで、すぐに襲いかかってくるような気配はなかった。

私はほっと安心する間もなく、校庭に出る扉に飛びついた。
一つ目の扉にはカギがかかっていて開かなかった。
二つ目も三つ目も、四つ目にもカギがかかっていたのだが、これだけ内カギ?のような仕様で、ひねれば簡単に開くカギだった。
開けるなり、また蹴破るように外に飛び出した。

「やった! 助かった!」

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