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ネットに落ちてた怖い話

第33章 ばりばり

「うそ・・・うそうそウソだろふざけんなっ!!!」

私はすっかり忘れていたのだ。
最近小学校や中学校も物騒になってきており、登下校時間以外は全ての門を閉めておくことになっていたのだ。

私が前にこの夢を見たときにはそんな規則はまだなかった。
だから門はいつも開いていた。
私はどうしていいか全く分からず、天を仰ぎみた。

すると、トイレの窓から誰かがこちらを見つめているのに気がついた。


ばりばりと目が合った。


鳥肌がぶわっとたった。
全身の毛穴が開く感じ。背筋が凍ったような気がして、体温も急激に下がっていった。

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