テキストサイズ

ネットに落ちてた怖い話

第34章 危険な好奇心1

『コン!コン!コン!』

何かを木に打ち付けていた。
いや、手元は見えなかったが、それが【呪いの儀式】というのはすぐにわかった。
と 言うのも、この山は昔から【藁人形】に纏わる話がある。
あくまで都市伝説的な噂だと、その時までは思っていたが。

俺は恐くなり、『逃げよ。』と言ったが、
慎が

『あれ、やっとるの女や。よー見てみ。』
と小声で言い出し、淳が
『どんな顔か見たいやろ?もっと近くで見たいやろ?』

と悪ノリしだし、慎と淳はドンドンと先に進み出した。
俺はイヤだったが、ヘタレ扱いされるのも嫌なんで渋々二人の後を追った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ