テキストサイズ

ネットに落ちてた怖い話

第35章 危険な好奇心2

帰り道、俺は慎に
『あれ、どー思う?呪いやろか?』
と聞いた。

慎は
『この世に呪いなんてあらへん!』
と言った。

なぜかその言葉に俺が勇気づけられた。


それから三日過ぎた。
依然、淳は学校には来なかった。

俺も慎も淳に電話がしづらく、淳の様子は解らなかった。
ただクラスの先生が『風疹で淳はしばらく休み』と言っていたので少し安心していた。

しかし、この頃から学校で奇妙な噂が流れ始めた。

【学校の通学路にトレンチコートにサンダル履きのオバさんが学童を一人一人睨むように顔を凝視してくる】

という噂だ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ