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ネットに落ちてた怖い話

第42章 女友達の話

たまに通りかかる人が変な目で見てたので、この日は佳織を落ち着かせて帰った。
夜に佳織から電話があった。

「明日、順一君の身につけているものを持ってきて欲しいんだけど……できればシャツとか」

「え? 何に使うの、それ?」

「明日私学校休むけど、広志君、学校終わったら順一君のシャツ持って○○公園(近くの森林公園。さびれてる)に来てくれないかな。絶対に持ってきてね。絶対」

「ああ……?」

何かわからないうちに頼まれてしまったけど、帰りのこともあったし、言う通りにしてみた。
シャツとかなんてどうやって手に入れようかと思ったが、体育着を忘れたことにして借りて、洗って返すということで手に入れた。

森林公園では佳織が待っていて、俺が体育着を持ってきたことを確認すると「こっち」と、林の中につれていった。

ちょっと歩くと、葉の落ちた木がたくさん生えていて不気味だった。
さらに不気味なことに、つれてかれた林の中の広場みたいなところに、ちょっと大きめのハンマーとダンボール箱が置かれてて、箱の中から猫(それも複数)の泣き声が聞こえてきていた。

「佳織、何あれ? 猫?」

「うん……」

ダンボールを開けると、猫が四匹(野良猫っぽかったけど、わからん)入っていた。

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