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ネットに落ちてた怖い話

第43章 ヒッチハイク

この問答でカズヤも起きたらしい。

「どうした?」

「あれ、見ろ」

俺の指差した方を見て、カズヤが絶句した。
朽ち果てたドライブインに、あのキャンピングカーが止まっていた。

間違いない。
色合い、形、フロントに描かれた十字架…しかし、何かがおかしかった。

車体が何十年も経った様に、ボロボロに朽ち果てており、全てのタイヤがパンクし、窓ガラスも全て割れていた。

「すみません、5分で戻ります、5分だけ時間下さい」

とドライバーに説明し、トラックを路肩に止めてもらったまま、俺達はキャンピングカーへと向かった。

「どういう事だよ…」

とカズヤ。
こっちが聞きたいくらいだった。

近づいて確認したが、間違いなくあの変態一家のキャンピングカーだった。

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