テキストサイズ

ネットに落ちてた怖い話

第48章 旅館の求人

電車が来るまで時間があった。
私はベンチに倒れるように座りこみ苦しい息をした。。

ぜー、、、ぜー、、、
声が枯れている。

手足が痺れている。
波のように頭痛が押し寄せる。
ごほごほ!咳をすると

足元に血が散らばった。
私はハンカチで口を拭った。
血がベットリ。。
私は霞む目でホームを見ていた。

「はやく、、旅館へ、、、」

やがて電車が轟音をたててホームにすべりこんでき、ドアが開いた。
乗り降りする人々を見ながら、私はようやく腰を上げた。
腰痛がすごい。

フラフラと乗降口に向かう。
体中が痛む。

あの電車にのれば、、、、

そして乗降口に手をかけたとき、車中から鬼のような顔をした老婆が突進してきた。

どしん!
私はふっとばされホームに転がった。
老婆もよろけたが再度襲ってきた。
私は老婆と取っ組み合いの喧嘩を始めた。

悲しいかな、相手は老婆なのに私の手には力がなかった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ