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ネットに落ちてた怖い話

第48章 旅館の求人

「やめろ!やめてくれ!俺はあの電車にのらないといけないんだ!」

「なぜじゃ!?なぜじゃ!?」

老婆は私にまたがり顔をわしづかみにして地面に抑えつけながら聞いた。

「りょ、、旅館にいけなくなってしまう!」

やがて駅員たちがかけつけ私たちは引き離された。
電車は行ってしまっていた。

私は立ち上がることも出来ず、人だかりの中心で座りこんでいた。
やがて引き離された老婆が息をととのえながら言った。


「おぬしは引かれておる。危なかった。」


そして老婆は去っていった。

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