テキストサイズ

キミのとなり

第13章 きづいてよ

もうガマンしなくていいの?
好きな気持ち隠さなくていいの?

相葉さんが泣きながらつぶやく。

ほんとに。
俺もそう思ったら泣きたくなった。

触れたかった人に触れてるんだ…
触りたい。

そっと頬を撫でて、頬に口づける。

唇に唇を合わせて…何度も合わせては離して、ジッと見てから唇を親指で触った。

確認するように。

「なに考えてるの?」

「…もう誰にもここ触れさせない。」

「…うん。誰にも。」

「相葉さん?」

「ん?」

「すきだよ。」

「俺も…すきだよ。ニノ。」

相葉さんの唇を舐めて開いた隙に舌を差し入れた。

相葉さんの舌は、すぐに俺の舌に絡まってきて、思う存分口腔内を味わってから吸い上げると、はぁ…、相葉さんの吐息が漏れた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ