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キミのとなり

第2章 復活LOVE

それぞれが固まったまま。

どのくらい そうしていただろう。

時間にしては大した事ないはずだけど長い時間に感じた。

俺が立ち上がろうとしたら「すみませんでした。」と避ける そいつに、「いやいや、俺がよろけたから…」と言う。

そのやり取りを黙って見ている雅紀。

「じゃあ、失礼します。」と そいつは愛想笑いの俺にも無表情の雅紀にもバツが悪い素振りで帰って行った。

雅紀はボロボロと涙をこぼして俺のことを責めるようにみつめている。

俺なにやってんだ…

和「ははは…酔っ払ったー。滑っちゃった。」

雅「……」

笑ってくれない。

雅紀の元へ行って手を掴もうとすると払われて後ずさる。

そのまま雅紀は部屋を出て行った。

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