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キミのとなり

第2章 復活LOVE

朝の光の中…

となりで眠る姿に なんともいえない安堵の想いと、こみ上げてくる あたたかい気持ちに鼻の奥がつんとした。

愛おしい。

たいせつにしようと心から思った。

二度と離れないで。

もう こんなの耐えらんない。

でも長い孤独の果てから辿り着いた この場所だから、大切に想う気持ちも強くなれたかもしれない。

目を擦りながら俺を見て体をすり寄せてくる愛おしいお前を抱き寄せる。

……はなさないよ……

お前を。宝物のような今を…

手探りで手繰り寄せた、二人で探しあてた宝物。

もう一度 思いを込めて耳もとで呟いた。

「おかえり。」



end.

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