秘密の兄妹 2
第1章 狂った宴
チュン、チュン、チュン
朝、俺は自分の腕の中で、あどけない顔でぐっすりと眠っている紫織の寝顔を静かに見つめていた。
紫織が眠ったのは、ほんの30分前くらいだ。
それまで何度も『もう許して』『もう無理』と首を振って涙ながらに懇願する紫織に無体を強いて、俺が満足するまで何度も何度も付き合わせた。
さすがの俺も、腰にかなりの倦怠感を感じている。
けど…昨夜から今朝まで、あんなにもヤったのにも関わらず、正直まだ全然満足出来ていない。
もっともっと紫織が欲しい
あの惚けきった色気を帯びた紫織の顔を何時間でも見ていたいし、甘い喘ぎ声や、お互いの体液が絡まり合って奏でる卑猥な音色をずっと聞いていたいと思う。
……誰が想像できるだろうか
昼間の学校では、品行方正で、まさに優等生の代表と呼べるあの紫織が。
無垢で純粋培養に育てられた聖女のような少女が。
夜はベッドの上であんなに乱れて、
息をあらげながら、啼かされ、身体中を貪られまくって…
真っ赤に色づいて愛液で溢れさせた秘部の穴の中心を、パックリと大きく開いて
その穴の中に、実の兄貴の膨れ上がった「モノ」を突っ込まれて腰をくねらせて悦んでいる……淫乱な、あの様を。
熱い息を吐いてトロけまくっているあの紫織の表情を……
一体、誰が想像できるだろう。
紫織の身体は一年間俺に毎晩のように犯されまくって、最初の頃よりも感度が凄まじく良くなっている。
女らしい体つきにしても、セックス中に感じた時に仰け反る際の体のしなり具合いにしても、白くきめ細やかな吸い付くような肌質を見ても、紫織の身体は俺の学校にいるどの女よりも艶かしく魅惑的だ。他の女と比べて、紫織の身体は正に一級品で最高位品質だと断言できる。
俺が高校を卒業したら、その紫織を他の男にくれてやるしか道が無いなんて……
悔しくて、恨めしくて
兄貴としてじゃなく、ひとりの男として
酷く耐え難い……
…とてもじゃないが、耐えられない……
狂おしい程この少女を愛しく思っているのに
この子を誰よりも【愛している】のに
【兄妹】だという、たった2文字の理由だけで、俺が紫織を手に入れることが赦される日は永遠に来ない。
だからせめて、その身体でだけでも覚えていてくれ……
俺みたいな最低な兄貴の存在を。