秘密の兄妹 2
第1章 狂った宴
俺は紫織を抱きしめたまま首を後ろに向けて、ベッドの横にあるゴミ箱の中を覗いた。
使い終わったコンドームが、大きく広げられたビニール袋の中に何個も重なってこちらを見つめている。
…ったく、これじゃあ完全にサルだな……
本能のまま腰振って快楽に溺れて、
自我さえも忘れて行為に没頭する。
こんなんじゃ駄目なのに……
分かっては……いる。
でも…
俺はため息をついて紫織の方に顔を戻し、紫織のサラサラな髪を撫でて指を絡ませた。
「…………」
俺は自分の身体を少し起こして、上に掛けてある布団を剥ぎ取ると、紫織の左胸の乳頭を口に含み、それを舌で転がしながら音を立てて吸いついた。
「う……んっ…」
紫織は相当疲れているようで、起きる気配はない。
だが乳首の先端はすぐに固くなり、身体の方は素直に反応している。
それを可愛らしいと思いながら、俺は片方の手を紫織の秘部にそっと伸ばす。
指でそこをまさぐると
予想どおり…
「濡れてる……ヌルヌルじゃん……」
2本の指をもっと奥に突っ込んで、中をぐちょぐちょとかき回すように動かす。
すると、だんだんと紫織の脚が無意識に開いてくる。
「…はぁ……んぅ…あっっ!」
身体がビクッと跳ね上がるのと同時に、眠っていた紫織の目が急に開いて、俺の瞳と交わる。
しばらく黙って俺を見ていた紫織は、ようやく現状を把握したようで、急いで脚を閉じた。
想像通りの反応に、俺は思わずクスッと笑ってしまう。
「何で脚閉じんの?紫織、寝ながら凄く感じてたじゃん。ほら、もうこんなになってる……」
俺は紫織の秘部からクプッと指を抜くと、俺の指に絡み付いた紫織の愛液を紫織に見せながら、紫織の目の前で、その愛液を舌を出してペロリと舐めた。
「なっっ…!」
紫織は目を見開く。
「甘い……」
「ふっ…うっ」
顔を真っ赤にして恥ずかしそうにしている紫織の頭をよしよしと撫でると、俺は紫織の手を取って、勃起している俺の【そいつ】を握らせた。
「紫織、今日の朝の分のお薬を処方しておこうか?…っていうか、お前の兄貴の責任として、しっかりお薬与えておかないとな。」