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秘密の兄妹 2

第1章 狂った宴



私の髪を梳きながら穏やかな口調で尋ねてくるお兄ちゃんが愛しくてたまらない。


私も今日は一日中、お兄ちゃんの側にいたいし、お兄ちゃんのことを独り占めしたい……


「リビングのソファーの横にある私の学校のカバンの中から、私の携帯取ってきてもらえる…?

由香には今日、学校を休むこと連絡しておきたい。
連絡しておかないと心配すると思うし…」


「…分かった」


お兄ちゃんは私の額に口づけを落とし、下着だけ履くと、部屋から出ていく。


「…………」


喉が渇いていることに気づき、私は身体を引きずり、ベッドのサイドテーブルに置いてあるペットボトルの水をグラスに注ぎ、水を飲む。


突然、昨夜のことが蘇り、私は持っていたグラスをテーブルに置き直して頭を抱えて身悶える。


フェラ?とか、イラマチオ?…って言ってたけ…?


自分が男性の性器を口に含んで舐める…とか、口内に射精されたものを飲むことになるなんて…

今まで考えもしなかったし、考えられなかった……


私の性に関する知識レベルが1くらいだったら、お兄ちゃんは100くらいある。


差が激しすぎて、とてもじゃないけどお兄ちゃんのレベルに追いつけない…


冷静になって考えてみると、血の繋がった実の兄と何て恥ずかしいことをしているんだろう…と、羞恥の念が襲ってくる。


私が恥ずかしさから少しパニックになっていると、お兄ちゃんがドアを開けて部屋に戻ってくる。


何事も無かったような顔をして、私の携帯と自分の携帯をグラスの置いてあるサイドテーブルに乗せると、お兄ちゃんはペットボトルの水を手に取り、そのまま水を口に含んだあとベッドに入り、履いていた下着を床に脱ぎ捨てた。


なぜ、また裸に…?


と、疑問に思っていると、お兄ちゃんに腕を引っ張られ2人して再びベッドに沈み込む。




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