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秘密の兄妹 2

第2章 紫織の彼氏候補



ベロベロ ぐちゅ ぐちゃ…


やだ、ヤダ、これ。


こんなのまるで、


聴覚が犯されてるみたい…


くちゅ くちゅ ぐじゅっ…


「…っ、ぁあ!!」

息を荒げてガクンと力を失くし、私はお兄ちゃんの胸の中で項垂れた。


恥ずかしさで顔を上げられないまま、荒い息を整える。


お兄ちゃんはそんな私を労るように『よしよし』と私の頭を撫でてくれる。


この人はアメとムチの使い分けがとても上手い。


次にお兄ちゃんは左手で私の顎を掴むと、私の顎に添えた指に力を込めて、私の口を開かせる。


そしてお兄ちゃんは私の口内に自分の舌を差し込み、自分の舌と私の舌を絡ませてくる。


「んぅ…ん…は…」


舌を吸われ、だ液を交換しあい、互いの口内を味わいながら激しいディープキスをする。


…まるで獣みたいなキス…
受け入れるだけでやっと…


今朝のお兄ちゃん、なんか変…


キスをしながら、お兄ちゃんの手が制服の隙間を縫って私の胸をまさぐり始める。


「んっっ!んっ」


キスをされながら、これ以上はやめて欲しいと抗議をしてみるけど、私の抵抗なんて無駄な悪あがきでしかない。


武骨な指で私のブラジャーをスッと上にずらすと、お兄ちゃんが私の胸をその大きな手で包み込んだ。


大きなその手がゆっくりと動き、私の胸を揉みほぐす。


「…ふっ…んっ」


…気持ちいい……


このままじゃ私の方が耐えられなくなる…


お兄ちゃんは既に固くなっている私の胸の蕾に一切触れることはなく、乳首の周りをクルクルと撫でている。


もっと強い刺激が欲しくなっている私は、焦らされているのが辛くて、縋るようにお兄ちゃんの顔を見あげる。


そんな私と目が合ったお兄ちゃんは、ため息をつく。


「…くそっ…お前、めちゃくちゃ可愛いな…」


そう言うと同時に、お兄ちゃんは右手を私の下腹部に延ばす。






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