秘密の兄妹 2
第2章 紫織の彼氏候補
お兄ちゃんは大きく腫れ上がった私のその肉芽をキュッと摘まむと、私の耳元でボソリと呟く。
「ここが、好きだろ?」
「…ゔっっ…はぁ…」
首を振るだけで何も答えられない私に、お兄ちゃんは私の穴に指を突っ込みながら低い声で更に続ける。
「ほら、紫織。お前の中からトロトロの何かが出てきたぞ…」
「…っっ」
穴の中から大量の蜜が溢れて零れ落ちそうになっているのが自分でも分かる。
これじゃ、何を言っても『感じてる』以外、こんな状態になっている自分の身体に言い訳が見つからない。
駄目。もう、無理。
「…お前がどこを触られると弱いか、どう焦らせば悦がるか、次にどうして欲しいのか…、俺は紫織のことなら全部知ってる…」
…ズポズポ、じゅぶ、じゅぶ…
「紫織の『ここ』は、本当に厭らしいな…」
「…っあ、もう…やめて…ぅあっ」
じゅぶ、じょぼ…
「お前の下の口は卑猥な声出して悦んでるぞ?」
「うぅっ…」
もう耐えられないっ。
早く何とかしてほしい…
つらい…
早く楽になりたい私が、お兄ちゃんの次の行動を今か今かと待っていると、急に私の秘部からお兄ちゃんの指がズルリと抜かれた。
…え……
呆気なく指を抜かれて呆然としている私の顔を見つめ、お兄ちゃんは目を細める。
私の下腹部をそろりと艶めかしく2度、3度手で撫でると『続きは学校が終わって家に帰ってからな』と言って、お兄ちゃんは私の額にキスを落とす。
「そろそろ学校行くぞ。俺はトイレで抜いてくるから、お前はその乱れた制服直しとけ。…あと脚の間に溢れた蜜の処理もな。」
妖艷な笑顔を私に向けて、それだけ言い放つと、お兄ちゃんは何事もなかったのように私に背を向けてトイレに行ってしまった。