秘密の兄妹 2
第3章 純哉と奏多
俺は紫織の後頭部に右手を回すと、紫織の唇に自分の唇を重ねた。
角度を変えて何度も口づけを交わした後、舌先で紫織の唇をつんつんと突付く。
口を開けろというサインだ。
紫織は素直に口を開く。
舌を絡ませ合って、深いキスに移る。
「は…あ……んぅ」
絡めて、吸って、舐めあげて…
紫織の口内を蹂躪する。
「んっ……はぁぅ…っん」
…紫織、前よりもキス上手くなったな……
ちゃんと俺に合わせて付いてきてるし、
控えめだけど絶妙なタイミングで自分からも俺に舌を絡ませてくる…
…やばい…
キスだけで気持ちいい…
…こんなの、紫織が初めてだ……
「…はあぅ…ん…」
「…………」
俺はキスをしながら左手を紫織の腰に伸ばして、更に強く紫織を自分のもとに抱き寄せた。
紫織の後頭部を支えている右手は、紫織の髪を撫でながらも、その手と指先に力を込める。
「…クチャ、クチュ、クチュッ…」
好きだ…
好きだ…
紫織…
俺はどうしょうもないくらい
お前が好きだ…
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