秘密の兄妹 2
第1章 狂った宴
「……お兄ちゃん、こういうのって飲むものなの…?」
紫織が子供が純粋に不思議に思っていることを聞くように俺に質問してくる。
「飲ませない場合もけっこう多いけど、俺のはなるべく飲むようにしてくれ……」
「どうして?」
紫織はコテンと首を捻る。
…まったく、人の気も知らないで……
「お前の下の穴にぶちまけたら妊娠するかもしれないだろ?
でも、お前の口の中にぶちまけても妊娠はしない。
これからは毎回きちんと避妊するから、その代わりに出したくなったら、せめてお前の口の中に射精させてくれ……
どんな形であれ、お前の体内に俺の精液を注ぎ込みたいからな……」
俺の言葉を聞いた紫織はゆでダコのように真っ赤になって、コクコクと頷いた。
その様子が可愛らしくて、俺は紫織の手を取り、深い口づけを何度もする。
紫織も俺の首に両手を回して、それを受け入れる。
唇を離すと、紫織は急に不安そうな表情で俺の顔を見上げた。
「…どうした?」
「……お兄ちゃんは他の女の人にもこういうことをさせてたの?」
…ああ、泣きそうな顔して……
めちゃくちゃ可愛いな……
「フェラは頼んでもねえのに勝手にやってくる女はいたけど、相手の口の中に出したことはないな。
イマラチオは、今まで誰にもしたことはない。
口内に射精したのも、イラマチオをしたのも、お前が初めてだ。」
「…私が初めて……?」
「ああ」
「私だからしたの…?」
「お前には何故かしたくなるんだよ、そういうことを……」
紫織は目を瞬かせて俺に尋ねる。
「それって私が特別ってこと?」
「…俺にそういうことを言わせるな……
でも、まあ……」
俺は紫織の耳元で吐息を吐くような声で囁いた。
「今までで一番気持ち良かった……」
耳朶にちゅっとキスをして、そのまま甘噛みをすると、紫織は矯声をあげた。