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第1章 描いた未来に〜出会い〜

「相葉くん。飲んでる?」

顔を向けると二宮さんがとなりに座ってきた。

「はい。飲んでますよ。」

ちょっと顔が赤くなった二宮さん。
さっきより幼く見える。

大ちゃんも酔っ払いながら二宮さんにすり寄る。

「にの〜。」

「はいはい。」

大ちゃんの頭をヨシヨシして笑ってる。

…俺もヨシヨシされたい…。

「もうすぐお開きかな。相葉くん。悪いけど大野さん連れて帰るの手伝ってもらってもいい?」

「あ、はい!」

やったー!
二宮さんと一緒に帰れる!

大ちゃんの駅と俺の駅は一駅しか離れてない。
二宮さんの最寄り駅はどこなんだろう。
遠かったら悪いから、俺ひとりでもなんとかなると思うし…

一緒に帰りたいのは山々だけど、ひとりでも大丈夫だと言おうかな。

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