Everything
第8章 かわいいひと〜秘密〜
そんな出会いからの…
あの日。
鍵を忘れた俺を泊めてくれた先生。
母ちゃんに明日ちゃんと報告するって事。
これからの事を考えて同じアパートに住んでる事は黙っとこう、って事。
それから料理をして。
一緒に食べて、一緒に寝た。
同じベッドで眠るなんて、本当にいいの?って思ったけど、寒かったし、とにかく先生に対しては嫌だと思わなかったから。
嫌じゃない
って先生も俺も言って一緒の布団に入った。
しばらく冷たかったシーツや布団はすぐに暖かくなる。
となりに先生がいると思うと緊張するけど、なんだかうれしい。
少し喋ったのは覚えてるんだけど、割と早く睡魔に襲われた。