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第8章 かわいいひと〜秘密〜



先生とのキス。

気持ちよかった。

だって“もっと”って思ってしまったくらい。



触れただけのそれ。



ん?

押しつけられてキス!してる!って気づいた。

抱き枕みたいに抱きしめられてるし。

くちびるを何度か啄むように離したりくっつけたりされて開けかけたのに閉じた瞼。

もう一度、ぶちゅっとされた時は本当に参った。

俺も押しつけそうになった。

応えそうになった。

でもダメだと思う。

ダメだよと俺の頭の中のなにかが教える。

先生のくちびるを離れるのは寂しいとさえ思えるけど…

なけなしの理性で先生を押した。

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