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第9章 かわいいひと〜懐く〜



「じゃあね、先生、大ちゃん。」

「おー。」

「またな。」

相葉は部屋を出て行った。

「最近よくいるね。」

「うん?あー。
なんか、懐かれちゃって。」

へらっと笑って大野さんに答える。

大野さんは携帯を操作中。

翔ちゃんにお昼ご飯のご連絡。

「行くって。」

「お。よかった。」

「こないだ食べたトンカツ行こうよ。」

「いいね。」

んじゃお昼ね、って大野さんも部屋を出て行った。

そういえば文化祭も近いし、あの人忙しいはずだ。

ま、こうやって息抜きに俺んとこ来たり、お昼食べたりする時間くらい、どうって事ないよね、って。

作品作ってんのかな?

書いてんのかな?

今度、美術の準備室にお邪魔してみよう。

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