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第9章 かわいいひと〜懐く〜



「うまい!」

翔ちゃんはご飯のおかわりをお願いしながら店員さんにも、おいしい!、と伝えている。

「そうそう。
相葉はその後、迷惑かけてない?」

「あー、うん、全然。」

そのやり取りに大野さんが説明を待ってる目をよこしてきた。

「言ってなかったね。
俺と相葉が同じアパートでさ。」

こないだの出来事を話した。

ちなみに翔ちゃんには報告済み。

翔ちゃんには隠す必要はないと思うし、むしろちゃんとお伝えしておかなきゃいけないと思って。

「へぇ。すごい偶然。
なんか変な感じ?
生徒と同じアパートって。」

「うん。でも会わないもんだよ。
だから気づかなかったし。」

「そんで懐かれてんのか。」

「まあ。そんな感じ。」

大野さんは納得した顔。

そして相葉を思い出したのか、ふふ、って笑った。

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