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第10章 かわいいひと〜彼女〜
なかなかいい感じに仕上がったクラスの店の看板。
自己満足の俺はそれを嬉々として入り口に運んだ。
「お、いいね!」
松潤が褒めてくれたから更に上機嫌。
他にやる事があるなら手伝うし、とうろちょろしてみても特に何もなさそう。
松潤に声かけたら、大丈夫って、
部活も無いんだし、たまには早く帰れば?と。
お言葉に甘えて帰る事にする。
彼女にそれを告げると一緒に帰ると返事が来た。
なんとなく、そういう流れだと思ってたけど、コトが終わったベッドの上。
身支度を整えて部屋を出る。
彼女は少し寂しそうに目線を送っていたけど俺は至って普通に、じゃあね、と告げて彼女の家を後にした。