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第14章 かわいいひと〜葛藤〜



俺の悩みをよそに。

キラキラ笑顔であいつは俺のところへやってくる。

今日もどうでもいいことをペラペラ喋って笑ってる。

こいつ、ホントに俺のこと好きなの?

まあ、

好きなのはわかる。

すげぇ伝わってくるから。

でも俺とどうこうなりたいって思ってるのか?

それは全くわからない。

キスは想像できる。

したし…キス。

でもその先がな…。

何故か想像できない。

窓から光が差し込み相葉の髪の毛を照らす。

俺はというと思わず無意識に手を伸ばして触ろうとしそうになるのに。

そんなことを考えながら相葉をぼんやり見てたら、きょとん顔で逆に見つめ返してきたから慌てて視線を外す。

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