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第15章 かわいいひと〜アプローチ〜



松潤だって、こんななんでもない風にしてみえてたぶん気を遣ってたはず。

いつも先生のとこ行って来るってことわりを入れる時も、サラーっといなくなった後も普通にしてくれて。

「先生んとこ?」

って聞いてきたりもしたし、なんにも言わないでいたり。

俺の気持ち知ってて知らないふりしてくれてるのかな。

それとも偶然?

しっかりしてるようで天然要素たっぷり秘めてる彼を掴みきれてはいないけど後者ってことはない。

もし…

もしも先生と上手くいったら松潤には話したいなんて気の早いことを考えては頬が緩む。



なんでもない会話をしてから、先生にバイバイして俺と松潤は教室へと戻った。

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