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第1章 描いた未来に〜出会い〜

ある日。

二宮さんと業者の所へ最終チェックをしに行く時。

もう一つの業者のチェックも相手の都合で今からお願い出来ないかとの連絡が入り、二宮さんがそちらへ行く事になって、俺に一人で行ける?と訊いてきた。

ちょっと不安だったけど大丈夫です、と返事をして向かった。

「こっちが早く済んだら後から追いかけるから。何かあったらすぐに連絡して。」

と言ってくれた。

印刷の業者さんでの確認はだいたい問題なく終わって最後に、
この色が言われたニュアンスのものと微妙に違う仕上がりになりそうだ…という事を言われた。
今日中に返事を貰えたら助かります、と。

それでは社に戻り次第、確認し折り返します、と言い業者さんを後にした。

『こちらは終わりました。報告がありますので社で後から宜しくお願いします。』

二宮さんにメールをすると、

『了解。』

と返信がきた。

会社に戻って、それを報告しようとした時に松本さんに手伝って欲しい仕事がある、と急遽、移動した俺は松本さんに言えばよかったのに、すっかり忘れてしまっていた。

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