テキストサイズ

Everything

第15章 かわいいひと〜アプローチ〜



ふたりでラーメン食べて店を出る。

酔ってた日のお礼と本当にご馳走してくれた。

さっきまで先生は新しい?元々持ってた?見慣れないマフラーをしてたのにラーメン屋でしまったのか首をすくめながら歩く。

俺は自分の首から先生にもらったマフラーを取ると先生にフワリと巻いてわざと髪の毛を触った。


……


好きだなぁ


後ろから見てしみじみ思う。


「あ。相葉、これ似合ってるよ。」

「そう?ありがと。」

アパートが見えて先生はマフラーを外してそっと俺の首に巻いてくれた。

「ありがと。」

その手を捕まえて少し握りしめて思い切って話し出した。

「先生…

俺が先生のこと好きって言ったら、どうする?」

「…。

俺も好きだよ?」

軽い。

軽い!

「そうじゃなくて。
ちゃんとした好きなの。」

もういいや!

「大好き!

おやすみ!」

先生の頬にキスして俺は帰った。

先生を置き去り?にして。

ダッシュでアパートの階段を一段飛ばしで駆け上った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ