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第1章 描いた未来に〜出会い〜

落ち着いたところで二宮さんが俺に向かって、

「大きい声出してごめん。」

と謝ったから俺は慌てて、

「いえ。俺が悪かったんです。すみません!業者さんにも社に戻り次第って言ったんです。
二宮さんの言う通りです。」

自分でもこんな凹むかって思うくらい凹んだ。

「うん。相手のある事だからさ。作業も押してくるかもしれない。ましてやお金もクオリティも変わってくるでしょ。
気をつけようね。」

優しい口調には戻ったけど、ハッキリと言われた。

怖かったけど。
泣きそうだったけど。

大事な事を教えて貰った。

叱ってもらって嬉しかった。

二宮さんを尊敬する気持ちが強くなった。

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