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第1章 描いた未来に〜出会い〜

次の日。

仕事が定時に終わったから昨日の業者さんの所へ向かった。

担当の方を呼んで貰って頭を下げて謝罪した。

「いえいえ。そんな…頭を上げてください。うちは問題無いので、気になさらないでください。仕事は進んでますから安心してくださいね。」

「ありがとうございます。本当に申し訳ありませんでした。」

すると担当の方がニコニコしながら話してくれた。

「あなたも、上司の二宮さんも気持ちのいい人ですね。私はあなた方と一緒に仕事が出来て嬉しいです。」



「二宮さんもあなたと同じように頭を下げに見えました。仕事が近くであったから、と仰ってましたけどね。
あなたの事もかばってました。
相葉さん?仕事帰りにわざわざ来てくださったんでしょう?
こちらこそありがとうございます。今後とも宜しくお願いします。」

そう言ってくれた。

いい上司をお持ちですね、と。

二宮さん…。

心があたたかくなった。

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