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第17章 かわいいひと〜キミを想う〜
さっきから何度も深いため息を吐いては腕の中の先生をぎゅっとする。
そしたら何回目かで、ぎゅっと抱きしめ返されて、もう嬉しくて叫んでしまいたい。
「俺はヤキモチ焼きだからね。
もうダメだよ?
俺のものだよ?
いい?」
「いいよ。」
即答されて幸せ過ぎて死んじゃいそう。
「先生?
ごめん。
今だけ…」
腕をほどいて先生の頬を両手で包んで口づけた。
長い長いキス。
ぷはっ。
唇を離して照れ臭くて笑ったら先生も照れ笑い。
そして今日最後の思いもよらないことに遭遇。
寒いからもう帰ろう、って立ち上がり手を引いて歩き出そうとしたら引っ張られて俺は唇を奪われた。