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第20章 かわいいひと〜少しだけ〜
「これって…変装?」
「そうだよ。」
得意げな表情。
メガネを外しながら軽くチュってキスをした。
真っ赤になって俯くのは相葉のままなんだけどやっぱり大人っぽい。
「櫻井んち、初めて行った。
大ちゃんと行ってスーツ着せてもらってついでに髪の毛やってくれてさ。」
「うん、」
「出掛ける時に伊達メガネあるからこれも…って。」
おかしな人たちだな。
想像して笑ってしまう。
「楽しんでた?」
「うん、すごく。」
思い出したのか、くふって笑うと相葉からも俺にチュ。
今俺がしたことなのに自分がされると恥ずかしいものでチラッと視線を彷徨わせた。
携帯が鳴ってメールが届いたのを確認して、きっと二人からだろうと開くとビンゴ。
『メリークリスマス!
届いた?
可愛いプレゼント。』
ふふんと笑ってからすぐ返信する。
『届いた。ありがとう!
いちばんのプレゼントだよ。
メリークリスマス!』