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第25章 かわいいひと〜旅立ち〜
雅紀がお風呂の間に晩ご飯を済ませて、ベッドメイキングはバッチリだしビールを開けてくつろいでた。
「お風呂ありがとー。
あー、ビール。
いいなー、俺も早く飲めるようになりたい。」
雅紀に氷を浮かべた水の入ったコップを置くとゴクゴク飲み干す。
水を飲み込む喉が色っぽい。
はあ、たまらん。
ぼんやり見惚れてると、
「ね、どんな?
前に少し飲んだことあるけど。
ひと口ちょうだい。」
「ダーメ。」
「ちえっ。やっぱダメだったか。」
あっさり諦めて笑いながらとなりに座った雅紀に、まあ、ひと口くらいいいか…と途端に甘くなる。
「ひと口だけなー。」
「ひひ。ひと口だけ。」
ゴクリと飲む雅紀の喉仏をさっきより間近で見て。
舐めたい衝動に駆られて吸いついた。
「も…和…」
「ごーめーん。」
首筋に鼻を擦りつけて雅紀に跨った。