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第2章 近づく距離

「また飲もう!」

口々に言って別れた。

大ちゃんと松本さんが歩き出した。

「和。なんかあったら連絡して来いよ。相葉くんもまたな!」

「また!」

俺は櫻井さんにハイタッチみたいに手を当てた後に頭を下げた。

二宮さんはそれをニコニコして見てる。

二宮さんも結構 飲んでたみたいだけど俺もだし、ちょっとフラつくけど、いい気分で夜道を歩く。

二宮さんの家の前。

お互い寄り掛かるように歩いてたのもあって体を離すのに意識した。

バイバイって言ったら二宮さんは俺にキスした。

……

どうしてこんなことするの?

俺で遊んでるの?
ふざけてるの?
俺の気持ちもてあそんでるの?

顔を見ると泣きそうな顔に見える。
泣きそうな顔で笑ってる。

寂しそうな顔。

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