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第3章 恋しくて

二宮さんにお粥を食べさせて、薬を飲ませて。

その後楽しみに待ってたご褒美?のアイスクリームをニコニコしながら食べる二宮さんを俺もニコニコしながら眺めた。

片付けたら簡単にリビングや寝室を掃除して。

二宮さんはそんな俺を見てる。
いいよ、そんなことしなくて、って。
いいから、って動く俺。

「いい奥さんになるよ。」

ふふふと笑ってるから、

「うん。お嫁にもらって欲しくて。
アピールだよ。」

と返しておいた。

明日は会社に行くって言うから、本当に大丈夫か心配になる。

体温計で熱を測ったら平熱にはなってるけど。

シャワー浴びてくる、ってベッドを這い出てきた二宮さんに手を差し出して支える。

「大丈夫。ありがとう。」

「俺が洗ってあげようか?」

洗面所でニヤニヤした顔で言うとタオルでパフっと叩かれた。

「ばーか。」

少し顔を赤らめて二宮さんは浴室へ消えた。

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