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第3章 恋しくて

シャワーから出てきた二宮さんをソファへ座らせてスポーツドリンクをたっぷり飲んでもらう。

俺が頭をドライヤーで乾かしてあげると気持ちよさそうに目を閉じてる。

髪を梳いて。
サラサラの髪の感触やシャンプーの香りにうっとりして。

静かにドライヤーのスイッチを切って、二宮さんの頬に唇を寄せる。

二宮さんにキスする。

いつもと同じ。

触れるだけのキス。

……



俺は角度を変えてキスを続けた。



「ん……」



二宮さんの声がもれた。

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