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第5章 その先へ

なんとか今日の仕事を片付けて、他はもう手につかないし帰る事にした。

最寄り駅で降りたら俺の中で少し。
ほんの少しの勇気が。

会社を出てから…ううん、外から会社に戻って来てから。

女の子と一緒の相葉くんを見てから。

電車の中でもずっと頭の中を占めていたのは相葉くんで。

メール?
いや、電話をかけよう。

電話して…
どうするの?

なんて言うんだ?

まいったな。

訳がわからなくなってきた。

携帯を握りしめたまま、歩いてたら自分ちを通り過ぎて相葉くんのマンションの前。



どうしよう。

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