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サキュバスの嫁

第2章 シアと初めて……

「今度こそおやすみ」

「おやすみなさい葵さん」

いつからだろう。
最初は2人で寝てたのに
いつの間にか1人で寝るようになっていたんだ。

ぼんやりと天井を見ていたら目が暗闇に慣れてきて隣に居るシアを見る。

昔からシアは寝つきがよく、俺よりも早く寝てたっけ。

シアの寝顔はどこか幸せそうな感じがした。

「不安……だよな」

人間とは違う。

尻尾を見てそう思った。
サキュバスになっていくシア。
この小さな身体に不安もまだ見ぬ力もあるのだろう。
そして、俺に嫌われないように行動するのも昔から。

シアの寝息を聞いていたら眠くなってきて
睡魔に見を任せて眠りについた。

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