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もしも願い 一つだけ叶うなら

第1章 現状

大野seid

みんなと女の話をしたりして盛り上がってる最中だけど、ビールが無くなったのでお開きになった。
みんなが帰った後、部屋でニノと二人きりになった。
ニノはなんでみんなの前で彼女の話をしたんだろう…まあ、いいんだけど。
言うなとは思わないけど彼女の話、恥ずかしんだよな。

それにもったいないぐらいの彼女だってことは俺が一番知ってるんだけど、言われるとちょっとへこむな。
現に俺のほうが仕事ないし…
そんなこと思ってたら風呂と言われて、無理やり起こされて風呂場まで連れてかれた。
起きないから蹴られるし…

風呂場に行くと相葉ちゃんと翔ちゃんが先に入ってた。
湯舟に入ってる翔くんを見つけて抱きついていく。

智「翔くん…ニノが俺のこと虐める~」

翔「うわ、何??」
抱き留めてくれる。優しいな、今日は翔くんと寝ようかな…

ニノ「大野さん、酔っぱらってるから」

智「翔くん、翔くん、ニノがニノが…俺を蹴って…」

翔「どうしたの?」

相葉ちゃんがそれを見て大笑いしている。何がおかしいんだろう。
俺は真剣なのに酷い。みんな、俺をバカにているんだ。
あれ、俺、酔っぱらってんのかな??

ニノ「アンタ、翔ちゃんに絡んでないで、ささっと体洗いなさい」
湯舟から引っ張り出されて、座椅子に座らされる。

智「ほら、ニノが…」

相「大ちゃん、すごい酔ってる(笑)」

智「ウルサイ~!」
みんなして酔ってるとか言うし、なんだよ。全部ニノが意地悪るするから悪いだよ。

「「「あはっはははは(笑)」」」

ニノ「ほら、ささっと体洗いなさいよ」

相「俺が洗ってあげようか?」
風呂隊長に遊ばれる前に風呂から上がらないと…疲れるだけだ。
自分で髪と体を洗っていると、相葉ちゃんと翔ちゃんが先に出て行った。

俺とニノが最後だったみたいで、片付けして電気を消して風呂場を出た。

お風呂に入って少し酒が抜けたのか、酔いが落ちついた。
ニノと部屋に戻り、冷蔵庫から冷えたペットボトルのお茶を飲んでると…

ニノ「俺にもちょっと、ちょうだい」
飲みかけのペットボトルを投げてやる、
左手で器用に受け取り、俺の飲みかけのお茶を飲んでる。昔からニノは誰の飲み物も躊躇なく飲むな…

ニノ「寝ようっか、明日から地獄のリハだよ」

このまま、永眠したい気分…
布団に横になって数秒で寝落ちしていた。

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