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もしも願い 一つだけ叶うなら

第1章 現状

二宮seid

若いからってこんなに踊らすなよ…
ジュニアの時はバックだったから休めるところもあったんだけど、出ずっぱりだと休むところもない。

振りを覚え直しだけど一から覚えることに近い、翔ちゃんや相葉ちゃんは大変そう。
松潤、大野さんは比較的、覚えてるからまだ楽そうだけど…
と言っても運動量はみんな同じ。
3曲目が終わるころには足が動かない…
振付師が「終わり」と言うとみんな、床に倒れ込んだ。

それを見たスタッフが笑ってる。俺らは笑えないんだけど…
今日は終わりってことでマネージャーが合宿所まで送ってくれる。
合宿所の近くのご飯屋さんでみんなでご飯を食べて、部屋に帰ってきた。
各自、自分の部屋に戻ってきた。
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大野さんと二人っきりだ…
朝のことがあるから何を話したらいいのかわからない。いつも他愛もない話してたのにな…

智「ニノ、俺といると気まずいなら誰かと交代してもらう?」

ニノ「そんなことないよ…」
少し沈黙がつづく…

智「困ってるじゃん、相葉ちゃんと交代してもらおう」

ニノ「いいってば」
思わず大きな声がでてしまった、そんなこと言われると余計に意識してしまう。
これからもずっと一緒なのに避けてたらどうにもなんないだろ…

智「ニノがそれでいいならいいよ、風呂行く?」

ニノ「ゲームしたいから、先風呂行ってて…」

智「わかった、寝るなよ」

ニノ「わかった…」
大野さんがタオルと着替えを持って風呂へ行った。
一人残された部屋でゲームをするが全然、ゲームに集中できない。
理由は分かってる…朝のキスのせいだ。気にしないでおこうと思うけど…二人きりになると意識してしまう…

他のメンバーは見たことがない本気で怒らせた大野さんは本当に怖かったのと…
大人の部分、あんな濃厚なキスするんだもんな…冷静に考えると正直うまくてびっくりした。

一人、ゲーム片手に布団の上でゴロゴロしてたら、ドアが開く音がする。
帰ってきたみたい…

智「ただいま~、相葉ちゃんが風呂入れたからお湯が激熱だった」

そういって上半身裸にタオルをかけてまま、布団へ寝転んでる。
見慣れた体なのにちょっとまともに見れない…、意識したら顔が赤くなってきた…

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