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もしも願い 一つだけ叶うなら

第3章 発展

二宮side

覚悟決めたとはいえ、やっぱり緊張する。
痛いって言うしさ…。相手は大野さんだと分かってるけど…

二人でベッドに座り…
いよいよ…だよな…、手に力が入る。

智「今日じゃなくてもいいよ」

えっ?だって…しないの?そのつもりじゃなかったの?
不安そうな顔してるのかな…

智「二人で一緒にいれたら、それでいいよ。そんなに緊張してたら、こっちも緊張するから(笑)」

ホッとする気持ちと残念な気持ち、大野さんに悪いなと思う気持ちが入り混じりる…
でも抱き締めてくれるだけで幸せで涙が出そうになる。

ニノ「次、いつできるかわからないよ…」
智「これからずっといるし、いつでもできるよ。だから今日じゃなくてもいいの!でもキスはしたい…してもいい??」

背中を撫でてくれる手が気持ちいい。
大野さんのお母さんが帰ってくるまで、二人でベッドで抱き合いながら、ずっとキスしてた。
正確にはキスだけでは終わらず、抜き合いになったけど…

あっ、でもちゃんと洗濯物もちゃんと干したや、
几帳面に洗濯物を干すのにはちょっとびっくりした。

ーーーーーーー
夕方、大野さんのお母さんが帰ってきたから、リビングに降りて挨拶をすると…

智母「一昨日のコンサートで二宮くんのお母さんに会ったわよ」
ニノ「え!マジ?」
智母「いつもお世話になってますって丁寧な挨拶して頂いたわよ。こっちこそ、こんなボーっとした息子で…って話ししてたのよ(笑)」

笑うと大野さんに雰囲気は似てるけど、ハキハキと喋るところはちょっと違う。

それより俺達の親はいつどのようにして知り合うんだろう。謎すぎる…

そのうち、智のお父さんやお姉さんも帰ってきて、大野家と俺とでご飯を食べることになる。

俺が泊まりに来るからってすき焼きを用意してくれてて、いっぱい食べろと肉を進めてくれる。

俺も大野さんも小食だから、そんなに食べれないだよな…。でもビール飲みながらのすき焼きは本当に美味しかった。

大野さんの家族はみんな、優しくてすごい仲が良い。ご飯の後、みんなでゲームやって…大野家を満喫した。

寝る前に大野さんのお母さんが部屋に布団を引いてくれた。

智母「ここでいいの?和室で寝れば?狭いし、画材が多いのに…」
智「いいの~♪」

昼間、ベッドで二人でやったことを思い出すとなんか恥ずかしい気持ちになってしまう

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