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もしも願い 一つだけ叶うなら

第1章 現状

大野side

ニノが俺と彼女に気を使って帰って行った。気を使わせてしまったかも…
彼女もいることだし今日は残ることにした。

彼女「二宮くんは面白いね、智がニノ、ニノって言う理由がわかるな」
彼女がリビングのお皿を下げながら…

智「そんなに俺ってニノって言ってる?」

彼女「やきもち焼くぐらい言ってるよ」

智「マジ?いつも隣にいるからかな…」
俺も一緒に皿やグラスを持って彼女がいるキッチンへ向かう。

彼女「兄弟?違うな。彼氏彼女みたいに見えたよ」

彼女がお皿を洗い、俺が皿を拭きながら…

智「俺とニノが?」

彼女「二人にしかわからない世界があるような感じかな…」

智「そんなのない、ないわ(笑)」
女としか経験なし、女でしかた勃たないのに(笑)

彼女「仲がいいことは良いことだよ」

言葉にすれば仕事仲間、でもそれ以上だな。子供時から一緒、この感覚はメンバーとしか共感できないだろうな。
正直、彼女とニノなら、ニノをとるだろうな…

なんか彼女を前にそんなこと考えたことに罪悪感が…思わず彼女を後ろから抱き締めた。

彼女「どうしたの?」
振り返り、俺に笑顔を向けてくれる。

智「なんでもない」
ちょっと呆れたような顔だけど笑ってくれる。

彼女「ヘンなの(笑) 先、お風呂入ったら?」
こんなこと考えたなんて思ってないだろう。俺は何と比較、ニノとなんて…バカだな。

言われた通りに先に風呂に入る。その後、彼女が風呂に入る。彼女が風呂から上がるまでソファでテレビ見て待ってると寝落ちしてしまったみたい

彼女「智…、ベッド行こう。ソファで寝ちゃダメだよ」
優しい声が聞こえてくる…気持ちいい…
眠たいまま、ベッドに行く。

本当はそのまま寝たいけど、彼女としない訳にはいかないからセックスをする。
テクニックはない、たぶん。「好き」「愛してる」なんて恥ずかしくて言えない。
そのかわり大切に触ることと、大好きな気持ちを込めて名前を呼ぶ…
俺にできることなんてこんなことしかない。

目が合ったので名前を呼ばれる、ゆっくりと優しくキスをする。

彼女「さ…とし…あっ…」

智「あっ…」
彼女が気持ちよさそうにしてるのを見ながら、最後、自分が我慢できなくなり果ててしまう。
彼女の上に倒れ込み、ありがとうという意味を込めて彼女へキスをした

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