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花音学園腐男子恋愛日常-後編-

第4章 ~狂愛の強姦曲(レイプ)~

『俺、研磨だ
てか、元気ないけどどうした?』

電話越しの研磨君の声を聞き、安心したのか涙が次々に溢れ出てくる。

「うっ、うぅぅっ、うぅっ…け、研磨君っ…。」

『おい、歩!?
何、泣いてんだよ!?』

「実は…。」

僕は、研磨君に真がカラジャンに居たことや、今さっきの出来事を全て話した。

『くッ、真の野郎ッ!!』

電話越しでも、真に対する研磨君の怒りが伝わってきた。

『歩、今すぐ部屋の鍵をロックして閉じ篭るんだ!」

「えっ…。」

『鍵をロックしたあと、ドアの前にいっぱい物を置いて塞げ!
時間稼ぎにはなる筈だ!』

「時間稼ぎって…。」

部屋に閉じ篭って時間稼ぎって、いったいどうするつもりんだろう…。

『今から、俺がそっちに行く!』

「えっ?」

『それまで、何とか時間稼ぎをしてくれ!』

「……うん、わかった」

僕が返事をすると、通話が切れた。

「……よし…。」

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