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花音学園腐男子恋愛日常-後編-

第5章 ~鮮血の最終曲(フィナーレ)~

「研磨君、危ない!!」

「歩!?」

僕は、研磨君を突き飛ばす。

「あぐッ…。」

包丁は、僕のお腹の上に刺さる。

「歩!!」

「兄さん!!」

包丁が刺さり、僕はその場に倒れる。

-研磨視点-

「歩、おい大丈夫か!?」

俺は、しゃがんで僕を呼びかけながら、歩に刺さってる包丁を引き抜く。

「ぐぁがッ」

吐血をする歩。

よく見ると、歩のお腹辺りから血が流れ出している。

歩の服や、床が鮮血色に染まっていた。

俺は、引き抜いた包丁を投げ捨ててスマホを取り出す。

「あっ…あっ…に、兄さんっ…。」

真は、自分が愛する兄を刺してしまった事に、ショックを受けて狼狽えている。

「もしもし!?
人が刺されたんです!
救急車お願いします!」

救急車に電話をかけると、真の方を見る。

「おい、救急箱はドコだよ!?」

「あっ…兄さんっ…。」

「チッ」

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