
黒王子と白王子
第2章 同じクラス・佐藤ゆら
「......は?」
唖然としていると城崎くんが低い声でそういった。
怒ってるのかな.....
不機嫌になってる城崎くんにどう対応していいか戸惑っていると
「おい、ゆら」
「へっ?」
キュン
いきなり名前呼んだっ
「春夜の事好きなの?」
そう言われて私はびっくりした
「いやいやっ....あのっ....そのっ」
私があたふたしてると城崎くんはふっと笑った
あれ....?怒ってない...?
「どーなの?」
首をかしげて言ってくる城崎くん.....
ちょーかわいい!!
「いや....むしろっ....城崎くんの事が好きですっ」
言っちゃったぁ〜.......
そういったとたん城崎くんは静かになった
そんな城崎くんが怖くて目を合わせられなかった
すると、城崎くんは向かいのソファに座って
腕を広げた
「おいで、ゆら」
キュゥゥゥゥン
この音が今の私のときめきの音に違いない。
城崎くんに今にも飛びつきたい....っ
っけど....!
